本年度園部ライオンズクラブは、フィリピンの首都マニラから北西に約40kmほど離れた、ブラカン州の州都マロロス市の貧困層への食事の提供と就学支援、さらに将来、国際的な奉仕活動を担える次世代育成を願って、園部クラブの地元の京都府立園部高校生をマロロス市へ派遣し、メンバーと共に奉仕活動に参加させる事業を中心に活動を続けている。 高校生は2年生を対象に募集 し、9月早々に15名の希望者から9名の選考を終えた。この事業は、来年1月に現地のマロロスライオンズクラブの協力も得て、現地で実施する予定だが、すでに9月第二例会には、現地でボランティア活動を続けているリーダーとスタッフを招いて、9名の高校生にも参加してもらって、現場の生の声を聞くことができた。また、10月下旬には会長と幹事が現地に入って、マロロスクラブメンバーと交流し、両クラブ合同例会や晩さん会、宿泊先などの手配を進めるとともに、極めて劣悪な状態にある再貧困層の集落を訪ねた。トイレも電気も水道もガスも一切無縁の集落を見て、幹事は言葉を失ったほどであったが、我々の事業が間違いなく彼らに希望と勇気を与えることにつながると、会長の私は確信をした次第である。
幹事は、このような厳しい実態に置かれた人々に対するたった一回の奉仕活動にどれほどの意義があるのかと自問自答していたが、私は、たとえ一回であっても、あたかも社会から見捨てられたかのような境遇にある人々が、空腹を忘れ、満ち足りた気持ちの中で人の世の愛を感じてくれることになれば、それは実には尊いことであり、未来への希望に目覚めるきっかけになれば嬉しいし、だからこそ現地でたった一回の奉仕であっても大きな意義があると思っている。そして高校生と一人でも多くのメンバーが共にこの集落を訪ね、彼らの実態に直接触れて、改めてwe serve の 精神に強く目覚める動機づけにもなればこれほど嬉しいことはないし、これまたたった一回であっても実に意義深いと信じる理由である。
さて、なぜマロロスなのかということについても触れたいが、紙数の関係で省略しなければならない。ただ、実はここに至る背景には大きな大きなドラマがあったということだけは付け加えておきたい。


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