「薬物乱用の恐ろしさを知って」
僕の夏休みはほぼ毎日部活で、暑い中苦痛や疲労も多いが充実した日々を送っている。そんな中、青少年健全育成教育講演会に参加した。講演前は、学校行事だから行くという感じで薬物にもそんなに関心を持っていなかった。
「僕には関係ない」とおもっていた僕の心を変えたのが、この講演会だ。
僕の中で最も印象的だったのは、ビデオで動物に薬物を入れて実験をするところだ。自分より小さいものに噛みつき、同じ大きさのものとでも激しくケンカをする姿をみて恐怖を感じた。それにたくさんの餌があるのに何度も同じ道を行ったり来たりしているのを見た時は脳が壊れるってこうゆうことなのかと思った。交番の所長、後藤さんの話の中で、暴力団と、大量の薬物を乱用した女子高校生の実話があった。脳が混乱した状態でホテルの三階から飛び降りたようだが「命は助かった」と聞いて安心した。薬物乱用で起こる主な症状は、幻覚・幻聴・興奮・失明・脳が壊れる・判断能力の低下などがある。その女子高生は興奮し判断能力を失っていたのだろう。もしかすると、話の中で聞いたように高い所に行くと自分が鳥になったように感じたのかもしれない。
僕は薬物に無関心だった自分を恥じた。こんなに人の人生を狂わせ、体や脳、神経をむしばむ薬物には絶対に手を出さないと未来に誓った。誰もがそう思うだろうが、それでも薬物に手を染めてしまうのは、周囲の環境や精神的な面などで苦しんだからだろうと思う。一刻も早く一人でも薬物の闇から救うべきだ。そして傷ついた心をいやし、正しい道へ導きだすことが薬物を学んだ僕たちの使命だと思う。
こうして講演会に参加したことで僕の心は変わった。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
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