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京都うずら野ライオンズクラブ
「CN30周年記念事業:山中伸弥氏講演」 
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2012-10-11

◆CN30周年記念事業:山中伸弥氏講演「高校生の夢と未来」◆


 平成24年7月19日(木)、当クラブCN30周年記念事業のひとつである「iPS細胞研究所所長山中伸弥氏講演“高校生の夢と未来”」を京都大学時計台記念館にて開催致しました。

当日は多くのメンバーが朝から集って講演の準備をしました。講演会には多くのご来賓、京都府内400名の高校生の出席があり、会場は満席状態となりました。


 講演会前には京都府副知事、京都市長、地区ガバナーよりご祝辞をいただき、また、実行委員長L竹市より挨拶がありました。

 講演会では、山中先生の中学生時代・高校生時代の日常の話、柔道部に所属していたため、ケガが絶えなかったことから整形外科医を志したこと、医大生時代の話、インターン時代の話などをおもしろく話されました。また、手術がうまくできなかったため、整形外科医の道を挫折した経験から、「整形外科医では治せない脊椎損傷や筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療法を見つける」ため研究医となり、その後アメリカに渡った話などもされました。



 高校生に対しては「決して勉強は無駄ではないし、挫折があったからこそ今の自分がある、何もしないというのが一番もったいないことで、音楽でもスポーツでも何でも良いので、何かを一生懸命して下さい」、「日本では回り道をあまり評価しないが、失敗から学べることは多いので、どんどん失敗して欲しい」とチャレンジする大切さを説かれました。

 一番大切な心構えとして「何か悪いことが起これば『身から出たサビ』。うまくいけば『おかげさま』」を挙げられ、iPS細胞の樹立も若いスタッフたちのおかげと強調されました。



 高校生から山中先生へ、研究者として大切にしている姿勢について質問されると、「実験結果を一生懸命見て、予想に反するときこそ新たな視点や独創が生まれる。固定観念にとらわれないでほしい」と語りかけられました。高校生たちはきっと「夢と未来」を持ち帰ってくれたと確信しています。



 なお、iPS細胞研究基金への支援として、研究費を寄付させて頂きました。

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