授産施設利用者さん初めての体験
「ホテル de お茶会~春よ来い 早く来い 節分茶会~」
授産施設利用者(身体障がい・知的障がい)の皆さんの社会参加意欲の向上を支援するため、当クラブでは社会福祉法人白百合会の利用者と職員の皆さんをホテルに招待して、2009~10年度は「テーブルマナーを勉強する食事会」、2010~11年度は「フランス料理と弦楽三重奏を愉しむひととき」を開催し、普段なかなか体験できない機会を継続事業として提供している。
今年度は「ホテル de お茶会」と銘打って、2月3日(金)、表千家・堀内長生庵行分の千葉宗立先生による立礼点前でのお茶会を開催した。事前に利用者の皆さんの自宅へお茶会への「招待状」を送付し、同封の返信葉書を使って自筆で出欠を書いて返信してもらうことにした。
当日は、お茶の作法について簡単な説明を受けた後、早速、節分に因んだ主菓子とお薄の接待を受けた。利用者の皆さんは初めての体験に緊張した様子だったが、メンバーやライオンレディからお茶の飲み方を教わるうちに段々くつろいだ表情となり、二服目を所望する姿も見られた。
引き続き別室での食事会では、点心を賞味、千葉宗立先生ご家族による「祇園小唄」「源氏物語・あさきゆめみし」の舞踊を観賞、一足早い春の訪れを楽しんでもらったが、目を輝かせながら大きな拍手を送る姿が印象的だった。利用者の皆さんとの交流は、我々メンバーにも言葉で表せないくらい深い感動を与えてくれた。
今回は催事に参加するだけでなく、参加するまでの手続きの仕方を学習してもらったが、今後も利用者の皆さんの自立支援を継続していきたい。
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