「和の心 ふるさとへの旅」考えよう 虐待のない優しい社会
~なつかしい唱歌を通して~
日時 平成23年11月23日(水・祝)13時~16時
場所 京都市立京都堀川音楽高等学校 音楽ホ-ル
未曾有の大災害に見舞われた東日本。私達は改めて自然の猛威の中に、命のはかなさを再認識させられました。追い打ちをかけて起きた原発事故は、未だに収束する事も出来ません。この世の終わり、命も極まったかと心底思った人も多いのではないでしょうか。身につまされる日々です。
つい最近まで無縁社会、孤独死、虐待の事件に心を凍らせていた日常は、災禍にあって今一度私達に、他者を思いやり、温かな心をもって暮らすことの大切さを教えてくれました。
さりとて、このようになっても、私達の社会からは未だに虐待は無くなっておりません。大災害で親を失った子供達の未来を考えれば、胸がつぶれる思いです。再度、幼い命への思いやり、大人一人一人が考え、ぬくもりを伝える社会にしていかなくてはと思います。言葉や歌は大きな力を持ちます。歌に込められた思いが、心に届くからに違いありません。
当クラブでは、平成23年11月23日(水・祝)、京都堀川音楽高等学校 音楽ホ-ルで「児童虐待防止月間」の最中、当地区が推進される「市民とともに」を目標とした奉仕活動を行い、「児童虐待のない 優しい社会」を目指した、児童福祉事業を行いました。
当日は約230名の市民の皆様の参加を見て、初めにライオンズクラブ国際協会335-C地区ガバナ-L足達靖彦よりの感謝状授与式を開催。その後、第一部「愛のひみつ 音のひみつ」と題して、湯川れい子さん(作詞家・音楽評論家)の講演。第二部に「歴史に忘れた唱歌」として、喜多由浩さん(産経新聞編集委員)と、西舘好子さん(日本子守唄協会理事長)の対談。その中で川口京子さん(歌手)の台湾・満州・朝鮮の古い唱歌を拝聴。このあと、川口京子さんの「なつかしい日本の子守唄・童謡・唱歌」の披露があり、最後に会場皆で「ゆりかごの歌」「故郷」を合唱して幕を閉じました。
短い時間ではありましたが、会場の皆さんの中には琴線に触れたのか、涙する人も多く、有意義な一刻を過ごすことが出来ました。こうした運動を続けることによって、人と人との温かい、ぬくもりのある絆、家族への絆を通し、一日も早く児童虐待のない社会の到来を期待したいものであります。
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